馮遠委員:中日文芸界交流の情勢は総合的に見て依然として良好である

王焱、王朝陽=文 王朝陽=写真

全国政協委員の馮遠氏は中国の著名な画家であり、国際的な舞台で作品が幾度も展示されている。氏は現在、中国芸術研究院博士課程指導教官と中国文学芸術界連合会(文連)副主席に就いている他、人民中国書画院院長も兼任し、長きにわたって中日の文化芸術分野の交流で活躍している。『人民中国』記者は3月11日に中日文化交流について馮氏に話を伺った。

——長らく中日両国の文化芸術交流に携わってきましたが、これまでの経歴を説明していただけないでしょうか。

馮氏 私がかつて仕事をしたことのある職場はいずれも日本と文化活動の面で交流のある所でした。1990年代に中国美術学院の副院長を任ぜられたばかりの私は、校長と一緒に我々が姉妹校提携を結んだ武蔵野美術大学を訪れました。それからは画家として日本へ行き、ある寺院の壁画創作に携わりました。とても面白かったです。また、公務員の立場で日本を訪れたこともあります。日本には合わせて5、6回行っています。中華人民共和国文化部(日本の省に相当)に在職中は日本の歌劇団の訪中公演を招請したことがあり、文連の孫家正主席とともに日本の有名な映画スターである栗原小巻さんを招待したことも一度や二度ではなく、中国を訪れた歴代の日中友好協会の会長や会員とも交流をしました。 2013年末に人民中国雑誌社の招請を受けて人民中国書画院院長に就任しました。『人民中国』は中日交流の窓口や懸け橋になるという目的で創刊された雑誌で、日本と長年の交流関係を保っています。書画院の目的も日本の同業者と交流を保つことで、芸術家を互いに両国に招くなどの芸術創作活動を時機に応じて行い、両国の芸術交流を促進させました。画家である私は芸術家という立場から、人民中国書画院を通じて日本の同業者とより関係を深くし、より心を通わせられ、多くの問題に関して比較的深い話し合いを展開できると思います。

 

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