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作業中の32メートル双アーム自走式高所噴霧機 |
一つの国家発明特許と六つの実用新型発明特許を合わせ持ち、噴霧作業は半径32メートルに拡大し、地面から最高2.2メートル……このほど、青島平度市新河鎮の麦畑で、自走式高所噴霧機の実演展示会が開かれた。この噴霧機の製造技術は国内同業界でトップレベルに達しており、農業生産全行程の機械化の中で遅れていた植物保護部分を補うものである。
「自走式農業機械は自ら動力を備え、運転者の操縦によって、自走する農業用機械であり、動力装置、伝動装置、走行装置とトランスミッションなどから構成されています。私たちは5年の時間を投入して研究開発、製造して、ついに成功しました」―機械の研究開発、製造側の青島易田機械の崔祥龍社長が喜びを隠し切れない表情で「例を挙げると、昔の小型の噴霧機械は小麦畑に入ることはできても、水田には入れませんでした。大豆など背の低い作物には適していても、トウモロコシなど背の高さの作物には使えませんでした。また小型機械は作業効率が悪く、コストはたいへん高くつきました」と、崔氏は次のように語った。目下、青島地区の農業生産の紹介によると「植えて、収穫する」という基本的な部分は既に全範囲カバーを実現しており、ただ「植物保護」の部分では「南北水旱―南は洪水、北は干ばつ」というように気象条件が異なり、作物生長の背丈の相違など多くの原因によって、多種多様な地質条件と多種多様な作物品種に「普遍的に適用できる」大型植物保護機械はごくわずかだ。
農薬、肥料の噴霧の適正化を図るために、易田機械は他の専門科学研究と協力して、機械自体に「適量噴霧システム」を装備した。「簡単に言うと、農薬、肥料の噴霧量の適量コントロールを実現し、機械が速く進むと、噴霧量が増え、機械がゆっくり走行すると、噴霧量が減少するように設計し、単位面積当たりの作物に噴霧される量を適正化できます」。同社の企業技術管理員はこのハイテクの技術的応用は、自力推進式高所噴霧機を農業植物保護の利器にした、と語った。(文・周偉)
人民中国インターネット版 2017年4月5日
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