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米国・ラスベガスにある青島啤酒の街頭広告塔 |
海外販売量は前年同期比12%増だった。そのうち、西欧市場8%増、ラテンアメリカ市場14%増、アジア太平洋市場は爆発的な伸びを示し45%増だった。これは青島啤酒(ビール)の2016年の海外市場の実績だが、世界のビール市場が持続的に衰退している背景下で、十分に目を見張らせる。
しかし、販売量の大幅増はこの企業の「国際化」の意欲と実力を物語るに足りない。「われわれが国外に出るのは、国際市場で酒を売るためではない。目的はただひとつ、青島啤酒を世界的に有名な中国のビールブランドにすることだ」と、青島啤酒公司の孫明波会長は力説した。
まさにこうした鮮明なブランド志向が、青島啤酒の「国際化」に大多数の企業と大いに異なるロジックとプロセスを擁させている。さらにより根底から「国際化」を推進する過程で、企業自身も変革の深化を実現している。 (文・段暁東)
人民中国インターネット版 2017年4月17日
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