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中車青島四方からオフラインされた中国初の市域機動列車(写真・傅学軍) |
中国が自主開発した初の市域機動列車―温州市域鉄道S 1線を時速140キロで走行する市域機動列車―が、このほど、中車青島四方機関車車両有限公司からオフラインされ、中国の市域鉄道旅客輸送装備の空白分野を埋めることに成功した。この市域機動列車は完全に中国独自の知的財産権を持ち、列車の車体、ボギー台車、牽引・制動、ネットワークコントロールなどの中核技術は完全に自主開発され、全車両の国産化率は98%以上に達している。
市域鉄道は大都市の市域を走行する新型旅客輸送軌道交通方式であり、都市中心部と郊外ニュータウンを結び、また都市の各市街地間を結ぶ高速、大容量、バス並みのサービスを提供する軌道交通システムであり、通勤、通学、ビジネスなどの規則的な乗車動向に見合うサービスを提供し、走行距離は一般的に50-100キロ。温州市域鉄道S 1線に採用されたのは時速140キロ、4両編成列車で、最大旅客輸送量は1328人。先進的な高速列車技術と成熟したA型地下鉄車両技術に基づき、市域鉄道の用途に合わせて製造した新型軌道交通機関である。これは旅客輸送量が最大で、迅速発車、迅速停車でき、乗降の円滑さなど地下鉄車両の優れた点を備え、また高速、優れた快適性など高速列車の優位性も兼ね備え、市域鉄道にふさわしい高速、大量輸送、バス並みのサービス、座席の快適性などの要請に応えている。 (文・林剛)
人民中国インターネット版 2017年4月17日
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