シーメンス(青島)イノベーションセンターはこのほど中独エコパークに正式入居し、作業を開始した。
同センターはシーメンスがドイツ本国以外で投資・設立した初のインダストリー4.0に応用された人工知能イノベーションセンターであり、またシーメンスの中国唯一の「智能製造」を核心課題とする開発研究イノベーションセンターでもある。同プロジェクトには1000万ドルが続々と投入され、用途はハイエンド実験設備の導入、ハイエンド人材の招へいおよび課題研究開発に向けられ、20人近い高級エンジニアが、智能製造、ロボット、現代物流、ビッグデータ応用、情報安全管理、スマートシティーなどの技術イノベーション、技術開発と応用に取り組んでいるそうだ。
イノベーションセンターはメーカーにデジタル化したソリューションを提供し、「デジタル・ツイン」技術によって、企業はデジタルツールを有効利用でき、競争力を高めることができるそうだ。「デジタルツイン」技術はデジタル方式を用いて、物理対象をコピーでき、バーチャル対象のリアルティー環境での行動の全過程をバーチャル化、デジタル化できる。この技術を通じて、企業は製造工場が実際に設立される前に、製造効率の最適化やボトルネックを解消でき、シミュレーション、分析、可視化を通じて生産能力を向上させ、黒字の極大化、生産や物流の最適化を実現できる。(文・王凱)
人民中国インターネット版 2017年5月30日 |