|
バイオ発電の燃料として運び込まれた麦わら |
今はちょうど小麦収穫の季節で、脱穀した後の麦わらの処理が大問題になっているが、青島莱西市望城街道の青島琦泉バイオ発電有限会社は麦わらの「使い道」を探し当てた。
「麦わらをトン当たり240元(約4000円)で売ることができ、その上私たちの麦わら処理の面倒がなくなるだけでなく、収入が増え、お金は3日以内に私たちの銀行口座に振り込まれます」。少なからずの望城街道林泉庄村の村民は麦わらが売れると聞くと、急いで家の麦わらを工場区に運び込んだ。
収穫後の農作物の茎を燃料として発電でき、燃焼後のわら灰から有機肥料を作ることができ、土壌改良に役立つ。記者は取材を通じて、青島琦泉バイオ発電有限公司が現地農作物の茎を主な燃料としている発電企業であり、プロジェクトは昨年3月末から正式に建設を開始したことを知った。6月3日、同社は初めて送電発電に成功し、現在、ユニット各システムは安定運転されているそうだ。
「私たちが毎年消費できる麦わら、落花生の殻、枯れ枝などのバイオ燃料は30万トン余になり、農民収入を6000万元(約10億円)余増やし、農村の麦わら処理難、保管難問題を徹底的に解決できました。その上、バイオ発電で排出される二酸化炭素と生物が生長時に吸収する二酸化炭素のバランスが保たれ、二酸化炭素排出ゼロを実現し、大気環境を改善しました」と、同社の白広彬副社長が記者に語り、会社運営が安定すると、発電量は3億度に達し、3.6万トンの石炭を節約できると説明した。(文・陸波)
人民中国インターネット版 2017年6月30日
|