えらに「ダブル身分証」を付けたヒラメ

青島金睛デジタル情報技術サービス有限公司の作業員はこのほど、初回3万匹分のヒラメ専用タグを龍口市卓越水産養殖専業協同組合に納入を開始した。この協同組合は正式に全国各地の水産商社に、「屺姆島ヒラメ」には唯一無二の「身分証」タグを付けてあると通知した。

「ここ数年、ヒラメ養殖は順調ではありませんでした。この市場は残留薬物基準の渦中から抜け出し、市場標準と信頼性を取り戻さなければならず、私たちはお金と時間を掛けて、1匹ごとにタグを付けることにしました」――養殖業を営む衣成才氏は語った。

今回、ヒラメのえらに付けた「身分証」は特殊で、タグには、消費者がヒラメの「身元」をトレースできる二次元バーコードを付けてある外に、肉眼では見えない隠し記号を付け、「商標侵害」問題が起きた場合には、この隠し記号が「真偽」の検証、権利維持の鍵となる。つまり、１匹のヒラメに表裏の「ダブル身分証」が付いているというわけだ。 （文・張華）

人民中国インターネット版　2017年8月15日