互いに競い 手本とする

 

LT貿易と同じように、民間の力は、ピンポン外交の中にも現れている。1971年の名古屋世界卓球選手権は、中米関係正常化の進展を加速させ、また直接、中日国交正常化をも推進することになった。21世紀、中国で経験を積んで成長した日本の卓球選手福原愛の物語は、中日卓球界の伝統的な友好にさらに花を添えることになった。

卓球を含め、中日両国のアスリートたちは競技や試合を通じて互いに競い、互いを手本にして、共に進歩してきた。1960年代、日本の女子バレボールチームを率いて奇跡を起こした大松博文が上海に中国女子バレボールチームのコーチとしてやって来て、中国女子バレーボールの発展を大いに促した。21世紀初めには、日本の有名なシンクロナイズドスイミングの井村雅代コーチも中国のシンクロナイズドスイミングの発展に重要な貢献をした。

 

1971年、『人民中国』の「中国卓球代表団の日本訪問」の記事

 

第31回世界卓球選手権大会中に集った中日卓球界の古くからの友人たち。(前列左から)徳永尚子、山中教子、鄭敏之、梁麗珍
 

2005年に行われた中国卓球スーパーリーグ戦で、ダブルスの試合を行う遼寧チームのメンバー王楠(左)と福原愛
 

2017年8月、5年ごとに行われる中日友好交流都市の中学生卓球交歓大会が再び北京で行われた

 

1965年、四川女子バレーボールチームのメンバーを指導する大松博文
 
 

2011年7月に上海で行われた世界水泳選手権で、試合後にテクニカルルーティンのチーム銀メダルを祝う中国シンクロナイズドスイミングチームのチーフコーチの井村雅代(右から2人目)とチームメンバー

 

人民中国インターネット版

 

 

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