外国人専門家が党大会報告を見る

 

10月18日、中国共産党第19回党大会が北京の人民大会堂で厳かに開幕し、習近平総書記が第18期中央委員会を代表して報告を行った。

注目されたのは、「外国の顔」が党大会報告の翻訳・校閲作業に加わったことであり、最も早く大会報告を読んだ外国人となっている。改革開放以来、外国人専門家が初めて招聘されて党大会報告の外国語版の翻訳・校閲作業に参加した。

数人の専門家が期せずして「力強い」という形容詞を使って報告に対する第一印象を語った。

「最も印象深かったのは報告が中国の特色ある社会主義が新時代に入ったと提起した表現方法で、これは中国の新たな歴史的位置づけとなり、中国のより速い全面的な現代化の実現を促すでしょう。同時に発展を加速させたいと希望している他の国々のために中国の知恵を提供しています」-60歳のアラビア語専門家のヤヒア氏は語った。

「人民がいつも第一位に置かれているという点が、報告の中に非常にはっきり表れています」-ポルトガル語専門家ラファエル氏。「中国共産党はすべて人民から出発した政党であり、人民がある問題を提起した時には、ただちにその問題を研究、考慮し解決します」-ラオス語専門家ランゲン・キョービチ氏は述べた。

外国人専門家として報告を翻訳するには、中国語ができるだけでは足りない。中国の国情、歴史を理解し、中国の発展理念、戦略、方針に対する深い理解がなければならない。9人の外国人専門家は中国で暮らし、仕事もして、この5年間の変化を身をもって体験している。

「私が心底感じているのは、この5年来の最大の変化の一つが生態と環境の保護の面に表れていることです」と、日本人専門家の岩崎秀一氏は語った。「2012年に、北京マラソンに参加しましたが、空気が濁っていると感じました。ここ数年は明らかに改善されてきました。今年もマラソンに参加しましたが、大気の質がここ数年来で一番良いと感じました」。

 「中国人の生活水準の向上は顕著で、いつも満員のレストランや広場でダンスをしている人々を見れば分かります。キャッシュレス、シェアリング経済……科学技術イノベーションの成果が実際の生活に絶えず応用されています」-何人かの専門家が中国の発展、変化に対して、強く共鳴している。

党大会報告を通じて、外国人専門家らは中国共産党という世界最大の政権党の一連の新たな気概と鋭意を明確に見とっている。

 

人民中国インターネット版

 

人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。
本社:中国北京西城区百万荘大街24号  TEL: (010) 8837-3057(日本語) 6831-3990(中国語) FAX: (010)6831-3850