中国共産党第19回全国代表大会(19大)の報告は、過去の5年が出色の5年だったと指摘した。報告の中で、「長年解決したくても解決できなかった数多くの難題を解決し、これまで成し遂げたくても成し遂げられなかった数多くの大事を成し遂げた」というのは、まさに「出色」に対する最良の説明だ。
先人の事業を受け継いで未来の道を切り開き、初心を忘れない。先人の事業を受け継ぐとは、つまりこの5年の得難い歴史的変革をいっそう大切にし、この5年の得難い歴史的進歩をいっそう大切にするということだ。われわれが成し遂げたこと、正しく行ったことは、歴史上に記すだけでなく、我々の経験とし、我々が継承していく原動力にしなければならない。
先人の事業を受け継ぐのは未来の道を切り開くためであり、長期にわたる努力を経て、中国の特色ある社会主義は新時代に入り、これはわが国の発展の新たな歴史的位置付けであり、新たな歴史的位置付けに対する判断は19大の報告において理論革新の意義を持つ重要な判断だ。
新時代には必然的に新たな任務がある。19大の報告は、2020年から2050年の奮闘目標を提起し、2020年から今世紀中葉まで、二つの15年を使って、二つの段階に分けて社会主義現代化強国を全面的に建設することを明確にしている。この「2段階に分ける」戦略は、わが党が傑出した才知と計略を持ち、民族と人民に責任を持つ政党であることを説明すると同時に、われわれ中華民族と中国人民の前途がこの上なく素晴らしいものだということをも説明している。(筆者は中国共産党中央党校元副校長)
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