「中国の特色ある社会主義が新時代に入った」 中央党校教授が解説

「長期にわたる努力を経て、中国の特色ある社会主義は新時代に入った。これは、中国の発展における新たな歴史的位置付けだ」。習近平中共中央総書記は18日の第19回党大会報告で、中国の歴史的位置付けをこう明らかにした。人民日報が伝えた。

習総書記のこの重要な論断について、中央党校のベテラン教授2人が20日付人民日報で解説した。

謝春涛・中央党校校委員会委員(教務部主任)は「中国の特色ある社会主義が新時代に入ったというのは、中国の発展状況に対する正確な判断だ。改革開放以来40年近くの発展を経て、中国は経済力、科学技術力、国防力、総合国力で世界の前列に入り、国際的地位がかつてなく高まり、党の姿、国の姿、人々の姿、軍の姿、中華民族の姿にかつてない変化が起きた。これは中国の特色ある社会主義が新時代に入ったことの重要な根拠だ」と指摘する。韓慶祥・中央党校中国の特色ある社会主義理論体系研究センター事務局長は「歴史的成果と歴史的変革は中国の特色ある社会主義が新時代に入ったことの実践的基礎であり現実的根拠だ」と指摘する。

「新時代は中国社会の主な矛盾の転化に基づく高度の概括だ」。謝氏は「中国の特色ある社会主義が新時代に入り、中国社会の主な矛盾は人民の日に日に増大する素晴らしい生活への需要と、不均衡で不十分な発展との間にある矛盾へとすでに変化している。人々の角度から見ると、小康(ややゆとりのある)の全体的実現を基礎に、素晴らしい生活へのニーズが拡大しており、物質文化生活への求めが高まるだけでなく、民主・法治・公平・正義・安全・環境面の求めも日増しに高まっている。国の発展の状況から見ると、発展の不均衡・不十分という問題が依然存在し、日増しに高まる素晴らしい生活への人々のニーズを完全に満たすことが難しい。この認識は、われわれが全面的で均衡ある発展をより重視し、より素晴らしい生活を求める人々の訴えをより良く満たすうえで助けとなる」と指摘する。

韓氏は「新たな歴史的位置付けから考え、社会の主な矛盾の解決に尽力し、新たな時代的課題に答えを出し、新たな歴史的使命を実現し、理論面で新たな開拓をし、マルクス主義中国化の新たな飛躍を実現し、中国の特色ある社会主義がより強大な生命力を現わすようにする」と指摘する。(編集NA)

「人民網日本語版」2017年10月23日

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