このほど、初の「中国工業遺産保護リスト」が北京で発表された。山東省からは中興炭鉱、坊子炭鉱、膠済鉄道、済南濼口黄河鉄橋、津浦鉄道局済南機器工場、張裕醸酒公司、青島ビール工場の7カ所の工業遺産が全国初の保護プロジェクト100件に入選した。

その中で、1903年に創建された青島ビール工場（青島ビール博物館）は中国で最も早いビール工場の一つであり、また青島唯一の完全に保存されているドイツ式工業建築である。1899年に敷設された膠済鉄道は、東は青島西駅を起点として済南に至る、山東地区初の鉄道であり、また初の電化鉄道であり、山東の近代経済社会発展の重要な記録である。

このリストは、中国科学技術協会革新戦略研究院と中国都市計画学会が連名で発表したもので、造船、軍需産業、鉄道などの部門をカバーし、代表性、抜きんでた価値を持つ工業遺産を選んでいる。工業遺産は人類文明と歴史発展の証明であり、それが持っている歴史文化的価値、知的価値、科学技術的価値、経済的価値と芸術的価値はすでに世界的、普遍的に重視されている。 （周暁峰）

人民中国インターネット版　2018年2月12日