「2017～2018中国実体書店業報告」によると、2017年の成都の書店数は3463店舗で、全国第二位であり、中でも面積が1000平方メートル以上の書店が20店舗以上ある。暇な時には書店をぶらつくことが、多くの成都人の生活の一部になっている。

新華文軒出版伝媒股份有限公司の陳大利副社長によると、「書店は都市の文化的ランドマークの一つであり、読書は都市の精神的容貌を映し出すもので、成都の濃厚な文化クリエィティブの雰囲気のもとで、成都の文化的容貌はさらに一歩グレードアップしています」と語る。

先ほど終わったばかりの春節（旧正月）からも、成都人の過ごし方に変化が生まれているのを見て取ることができる。中国人のもっとも重要な行事として、春節は一年の始まりとされている。今までの伝統的な過ごし方とは、家族が集い、一緒にご飯を食べ、おしゃべりをするというのが一般的だったが、この春節は「ゴールデンウィーク」でもあり、成都の４大博物館の来館者数はのべ150万人にも達した。中国のインターネット企業である百度が26日に発表した「2018年春節の行楽総括報告」によると、春節期間中、成都の博物館の見学人気度ランキングは全国で第三位となっていた。

都市の発展からみると、一つの都市の興起には文化の下支えの力をより強めることが必要とされており、より多くの文化的な指導と激励も必要としている。中国のますます多くの都市がこの点を意識し、力を入れているが、成都はまさにその典型的な例となっている。