今年、中日関係は1972年の国交正常化以来、最も深刻な状態に陥った。しかし、習近平国家主席が11月10日、日本側の要請に応じて安倍晋三首相と会談し、またその3日前の同月7日、両国が中日関係の改善に向けて四つの原則的な共通認識に達したことにより、中日関係に改善の兆しが現れた。同時に、民間交流の勢いは終始衰えることなく、両国関係が冷えれば冷えるほど、相互理解を深めるべきであるという情熱と意気込みが表れていた。こうした望ましい流れと平行して、中国メディアも積極的な役割を果たし、両国関係を改善するために理性的な行動を呼びかけ、中国の民衆に中日友好に対して自信を持たせるよう努力してきた。さまざまな変化が見られた今年の中日関係を振り返ってみた。 |