『中国新聞週刊』アレルギーはどうして流行するのか

2017-11-14 13:57:36

2017年9月11日
  現在、アレルギー性鼻炎にかかる中国の成人患者は1億5000万人に上るといわれている。北方での主な抗原はヨモギとカナムグラの花粉だ。この2種類の花粉が集中的に出現する夏と秋が北方地域の花粉症最多発期間となる。生活環境や生活習慣は改善されたが、中国のアレルギー患者の数はますます増えた。外来種や海外食品の輸入、抗生物質の使用、都市型ライフスタイルの普及、そして大気汚染の悪化によって中国のアレルギー性疾患は今後10年で劇的に増加し、その増加スピードはひいては一部の先進国をしのぐことになる。しかし目下、一般人や政府や社会各界のアレルギーに対する認識はまだ不十分だ。中国の食品表示制度もまだ不徹底で、アレルギー学の発展速度はアレルギー性疾患の増加状態に全く追いつけていない。さらに過剰診断、誤診、医師や薬品不足の問題が現在の中国のアレルギー性疾患診療に普遍的に存在している。

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