『三聯生活週刊』ここ数年注目されるネットドラマ

2017-12-13 14:40:40

2017年10月30日  

 この2カ月間、中国ではネットドラマが話題をさらっている。ほぼ同時に配信された『白夜追凶』『無証之罪』『使徒行者2』のミステリードラマはいずれも高い評価を得て、ネットドラマの制作レベルがすでにテレビドラマに引けを取らないどころか上回っているのではないかと多くの人々に思わせる内容だった。2015年から中国のネットドラマは爆発的な勢いを見せている。表面上、ネットドラマとテレビドラマは放送する場所で区別されるが、実際に最も本質的に両者を分けているものは有料かどうかだ。視聴者がお金を支払うようになってから、製作者はもうどういう内容なら広告主が喜ぶだろうとか、どのタレントを起用すれば作品がもっとよく売れるだろうとかの問題に悩まされることがなくなった。彼らは視聴者の好みを真剣に研究し始め、中国映像界の製作者と視聴者の間の距離は今までにないほど縮まった。中国映像界最初の変革を挙げるとすれば1990年代末の番組制作会社と放送会社の分離だろう。ならば第二次変革はまさに今起きており、有料化時代の到来は映像界の構造を徹底的に変えることになる。

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