『瞭望東方週刊』 文化的消費の向上

2019-05-05 16:42:33

 

201937

 今年219日の元宵節、北京の故宮博物院は開院94年で初となる夜間開放を実施し、ライトアップを行った。このイベントの入場券には予約が殺到した。ここ数年、故宮博物院はネットで爆発的な人気を誇り、伝統文化と革新が融合した数々のグッズやさまざまな展示会が大きな注目を集めている。これは都市部住民の文化的消費に対する意欲が立て続けに高まっていることの表れだ。現在、有料配信ネットドラマへの課金、教育アプリによる講座や授業への課金、各種公演の鑑賞や文化観光旅行など、文化産業に対する消費は一般人の支出の中で重要な一部を占める。文化的消費も、経済成長をけん引し、都市の質的発展を上げる重要な後押しと見なされている。従って、中国は2016年から、文化的消費の発展促進のために、45の国家文化的消費試行都市リストを次々に発表した。約3年間で、それらの都市は自らの特色と結び付けて、文化的消費を促進する一連の措置を実施した。その結果、文化的消費の環境を大幅に改善させ、文化的な品々の種類を増やし、品質を向上させ、経済成長をけん引するとともに、住民の生活レベルも向上させた。

関連文章
日中辞典: