『財経』 健康食品、厳重規制で業界刷新

2019-08-07 13:33:33

 

 中国の健康食品・グッズ大手の「権健」が年初、誇大広告や「ねずみ講」の疑いで厳しい取り締まりを受けた。その後、中国では健康食品に対する審査・規制が厳しくなった。経済的に豊かになるのに伴い、中国人の健康食品への支出はますます多くなっている。しかし、市場規模が急速に拡大している一方、健康食品の監督・管理の権限と責任が一致していなかったり、関連の法律・法規に不備があったり、評価基準や技術基準が不完全だったりして、さまざまな弊害が現れている。そのため、中国の消費者は国産品を信頼しなくなり、輸入品を購入することが多くなった。多くの中国企業はリスクを回避するために、新製品の研究開発ではなく、外国企業の買収合併に資金をつぎ込むようになった。この問題を解決するため、関連部門は今年14月、健康食品に対する四つの政策を相次いで打ち出した。これらはまだ「意見募集稿」の段階だが、効能や評価基準、ラベル、説明書などから整備していく意思が明確で、業界の「混乱」の根源をじかに指摘している。弱みにつけ込んで収益を上げる時期はもう過ぎ去ったのだ。

 

関連文章