『中国新聞週刊』 ごみ分別の革命

2019-10-11 16:37:04

 

 上海市で「史上最も厳しいごみ分別措置」と言われる「上海市生活ごみ管理条例」が71日、正式に施行された。条例によると、同市の生活ごみは、乾燥したごみ(燃えるごみ)、水分を含んだごみ(生ごみ)、有害なごみと再利用可能なごみの4種類に分別される。個人がごみを分別しないまま捨てた場合、50元以上200元以下の罰金が科せられる。また、企業が規定通りにごみを分別しなかった場合は、最高で5万元の罰金が科せられる。この厳しいごみ分別措置は市民生活に混乱を来しているが、中国はようやくごみ分別を「法によって強制する時代」に突入した。中国政府の計画によると、今後上海の経験を全国に広めていく予定。2020年末には46の重点都市で、25年末までには全国の地方都市およびそれ以上の都市で、ごみ分別処理システムの構築をほぼ完了させる。ごみ分別は社会文明レベルを体現する重要なものの一つだ。隣国の日本は極めて厳密なごみ分別制度を実施しているため、環境保護と資源節約の面で大きな成功を収めている。

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