『瞭望東方週刊』 都市の「緑道」建設

2019-10-14 16:54:16

 

 現在、「緑道」は中国の都市建設において、よく目にする言葉となっている。「緑道」は緑化の程度が高い、歩行者および自転車利用者専用の道で、通常、河川や景勝地に沿って設けられ、緑地や公園、観光地、交通の中心地などをつなぐ。2010年から、中国各地で「緑道」建設ブームが起こっている。中でも、最も代表的なのは珠江デルタの「緑道ネット」で、また北京市の二環路に沿った「環二環緑道」、上海市の黄浦江沿岸緑道、南京市の紫金山を囲む緑道、武漢市の東湖緑道なども近年の緑道建設の見本だ。統計によると、昨年末時点で、中国には総計56万㌔の緑道があり、昨年だけで14000㌔増設された。公園と比べ、緑道は住民との距離がより近く、より開放的である。これにより環境が改善されただけでなく、人々の生活スタイルも大きく変わった。緑道の周辺では、徒歩で通勤する人、ジョギングする人、自転車に乗る人などが明らかに増えた。したがって、住宅地区や交通の中心地の近くに、住民と「ゼロ距離」の緑道を設けることは重要である。

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