阴阳合同

2018-09-29 14:45:33

【二重契約】

 契約書の当事者たちが、同じ案件を内容の違う2種類以上の契約書として取り決めることを指す。一つは本人たち自身、すなわち当事者用のもの、もう一つは銀行や国などに提出する対外向けに作られたものである。対外用の契約書は税逃れをするためであり、当事者用の契約書は実際の取引で作られるもの、つまり双方の本当の契約内容を具体的に記している。例えば、中古住宅の取引で、「陰契約書(裏の契約)」は買い手、売り手側双方の実際の成約価格を記すが、それに対し「陽契約書(正式契約)」は当事者のニーズによって異なった使い方をする。例えば住宅の価格を高額に記入した契約書を銀行に提出し、より高いローン貸付金を申請したり、また価格を低く記入した契約書を不動産交易センターに提出し、名義を書き換えてもらったりすることによって、納税額を少なくするのである。「二重契約」は関係部門の検証を経て、行政機関が罰金、拘留などの行政処罰を与える。もし脱税額が多く、回数が多いと、刑事責任を追求されかねない。

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