上岸

2022-03-24 15:34:22

上陸する 

  

銭海澎=文 

李培培=イラスト 

元の意味は水中から陸に上がることを指す。その後、改心する・足を洗うことの比喩になった。現在は、安定・安全な状態を指す言葉として使われる。1980~90年代、市場経済が繁栄すると、一部の国家・地方公務員などが安定した職場を離れて、ビジネス業界に身を投じて立身出世を図った。こうした行為は「下海(海に入る)」と呼ばれた。それに対し、公務員試験に合格し、政府機関で働くことを「上陸」という。また、大学院に合格することも上陸という。「学問の海を力強く泳いで陸地に着き、安心・安全な気分になった」という受験生の本音が表れている。 

 

関連文章