『中国何以穏定:来自田野的観察与思考』

2018-02-02 14:54:25

閻小駿 

 改革開放以来、中国経済は世界が目を見張る輝かしい成果を収めてきた。しかし、中国経済の奇跡の背後で、人々は往々にして同じくらい重要で強く解説が望まれる別の現象を見過ごしている。それはつまり、これほど複雑かつ急激、そして深い社会経済の変革の潮流および不安定な国際政治環境に直面して、発展途上の大国である中国が21世紀にいかに国家の基本的な政治と社会秩序の全体的な安定を保つかということだ。本書は中国の末端の政治から選んだ六つのストーリー、すなわち新社会階層の受け入れ、県級人民政治協商会議、統一戦線、末端の協議ガバナンス、大学キャンパスの安定の維持、末端の社会面の管理を通じて、国家の弾性と剛性両方の力をバランスよく運用して政治と社会の安定を守るという中国の重要な経験を伝えている。(中国社会科学出版社 201710月 48元)

 

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