『東方啓動点』

2019-02-02 09:34:08

胡宏偉 著

 

 中国の東部沿海地区に位置する浙江省は、1人当たりの天然資源保有量が中国の各省直轄市自治区の中で下から数えて3番目である。しかし改革開放後の40年間、同省の経済発展水準は常に先頭を走ってきた。1980年代に浙江省南部の「温州モデル(個人家庭経営モデル)」を全国各地でまねるブームが起こってから、世界的な日用雑貨取引の中心地である義烏マーケット、また現代の中国人の支払い手段と買い物の形を変えた世界最大のEC(電子商取引)プラットフォームを展開するアリババまで、浙江省はさまざまな分野で中国のトップに立ってきた。著者は、国内の多くの主要メディアで勤務した経験があり、浙江省の経済発展を32年間にわたって調査研究し、関連報道を多く執筆し、自分でつかんだ多くの生情報を蓄積してきた。同書は同省が実践してきた改革の大筋に従って、客観的に40年間の発展過程を再現し、同省出身の多くの企業家たちの多彩な経歴を生き生きと紹介した。(浙江人民出版社 20189月 98元)

 

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