『生別離:陪伴母親日記』 

2019-10-11 16:52:11

聶暁華 著

 

『世界アルツハイマー病報告書』によると、中国のアルツハイマー病患者は1000万人を超え、世界1位であり、毎年30万以上の新しい症例が急速に増加している。同書はアルツハイマー病の母親を15年間看病し続けた著者の日記で、アルツハイマー病患者を持つ中国家庭のノンフィクションでもある。著者の母親は2001年、アルツハイマー病と診断され、記憶障害から始まり、その後移動や食事、認知などの能力を失い、最終的には植物状態となってしまった。作者は母親を看病しながら、病状の進行などを全て記録していた。同書は病気の発症、進行、症状と対応などを客観的に記録すると同時に、命への考えと親子の愛に満ちている。

 

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