『故宮日暦』 

2019-12-18 16:12:00

陳麗華 馮賀軍 李湜 編集

 

 2020年は子年。ネズミは十二支の一番最初の干支だ。動きが俊敏で生命力が強いことから、中国では知恵と富の象徴だ。また、20年は紫禁城創建600周年の年でもある。現存する世界最大規模で、保存状態の最も良い木造建築群であり、明・清代24人の皇帝たちがその玉座に座り、あまたの重大な歴史的事件を目にしてきた世界でも珍しい文化遺産である。故宮博物院が発売する毎年大人気のカレンダー『故宮日暦』は、例年その年の干支にちなんだ故宮博物院所蔵の文物をモチーフとしてきた。しかし今回は、1月がネズミに関する文物である以外、他の月は紫禁城の建築物を主とし、創建600周年を記念する特別な内容となっている。例えば3月は紫禁城の最も重要な建築物「太和殿」「中和殿」「保和殿」の外朝三殿を紹介し、6月には皇后や貴妃たちが住んでいた「東西六宮」や后妃たちの生活、12月には紫禁城内の四つの庭園などを紹介している。(故宮出版社  20198月 78元)

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