同書は中国のデジタル革命と若者事情に焦点を当てた『清華大生が見た最先端社会、中国のリアル』の中国語版。2000年、当時5歳の著者は両親と共に中国に渡り、それから19年間を北京で過ごしただけでなく、中国の最難関校の一つ清華大学にも進学した。在中日本人として、著者はこの間の中国経済の急速な発展、インターネット企業によるデジタル革命、そしてこの革命が中国社会にもたらした多大な変化を目の当たりにしてきた。また、中国の若者と共に成長した日本人の若者として、中国の発展を支える教育制度を肌で感じ、中日の若者の価値観、家族観、結婚観などにおける大きな違いを理解した。さらに、中国の若者からこれまでの中国の発展を推進してきた大きなパワーと潜在力を見いだした。著者は、日本メディアの報道とは異なる自ら体験した中国事情を伝えることで、両国民の相互理解を深めようとしている。

中国民主法制出版社

2021年10月　45元