『禹王与日本人』

2022-03-24 15:26:54

 

同書は在日中国人研究者である王敏教授の『禹王と日本人―「治水神」がつなぐ東アジア』の中国語版だ。訳者である雲南大学外国語学院日本語学科の饒瓊珍准教授は2017年9月~18年9月、訪問学者として法政大学国際日本学研究所の王敏教授の研究室に入り、日本の禹王遺跡の関連調査に参加した。同書は中日の古典、伝承、美術から、中国最初の王朝・夏の創始者である大禹(日本では禹王と呼ばれる)の人物像を多面的に描き出している。治水神として、禹王は日本で広く祭られ、多くの地域で関連遺跡が発見されている。禹王は古代の中日文化交流に名を残す重要人物であるだけでなく、今でも中日両国に共通する「教養のデータベース」に存在している。 

雲南大学出版社  2021年10月 38元 

 

関連文章