『周恩来在巴黎』

2023-01-03 17:20:19

同書は『パリの周恩来』(中央公論社、1992年)の中国語版だ。1920年、22歳の周恩来は苦学生としてフランスへ行き、欧州で中国を救う真理を探す旅を始めた。著者は、周恩来のパリでの足跡を訪ね、大量の資料に基づいて、若き周恩来のパリ留学中の生活と学習経験などを検証し、中国の革命と未来への彼の考えを詳細に描き、共産主義の道への彼の歩みを記録した。また、同書はフランス留学中の周恩来の革命思想の形成を、1920年代の欧州の社会情勢や国際共産主義運動という背景と結び付け、中国革命の道を選択したことの歴史的必然性を示した。 

 

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