四川彭山江口古戦場は2017年の中国十大考古学の新発見の一つとされ、今世紀における明・清代の重大な考古学的発見だ。
1646年、明王朝と清王朝が交代するとき、明朝末期の農民反乱軍の指導者だった張献忠は部隊を率いて成都から出発し、四川省眉山市彭山区江口鎮の付近に至ると、明朝の楊展将軍の襲撃に遭遇した。船は火を放たれて沈没、大量の財宝が川底に沈んだ。数百年来、この歴史の真偽について、さまざまな説が唱えられてきたが、今回の考古学的発見はこの歴史の謎を解明した。
今回の展覧会は、この考古学的成果を初めて全面的に展示する。引き上げられた4万2000点を超える文化財の中から、500点(組)余りが選ばれた。これらの文物の年代は明朝中期から後期までとされ、これらを通じて、明朝中・後期の政治、軍事、社会生活など各方面の様相がうかがい知れる。
日時:開催中~9月26日 9:00~17:00(月曜休館)
場所:中国国家博物館 南9展覧室
料金:30元