中国伝統文化の象徴として知られ、宋代・元代以降の中国戯曲の発展を継承する京劇は、清朝中期に北京で生まれ、清末から民国初期にかけて成熟期を迎えた。今回の展覧会では演技の様式、舞台道具、時間の表現、隈取りや装飾、俳優など、京劇の主な9要素に焦点を当てる。京劇特有の詩情に富んだ形式美と華やかで多様な芸術美を通して、中国古典芸術の魅力に迫る内容となっている。また、京劇の重要な楽器である胡琴(二胡・京胡・高胡・板胡)の魅力を紹介するために、開催期間中、中国国家1級演奏家・中国音楽家協会会員の張秀嶺氏を招き、関連講座を行う予定だ。イベントは要申し込み。詳細は中国文化センターのウェブサイトで確認。
日時:4月2~12日(土日祝休み)10:30~17:30(最終日は13時まで)
開幕式:4月2日15:00~15:30(開幕式後に二胡演奏)
ワークショップ:4月3日15:00~16:30 京劇隈取り(専用の仮面に着色)
講座:4月4日15:00~16:30 「中国胡琴の魅力」
会場:中国文化センター(東京都港区虎ノ門3-5-1 37森ビル1F)
料金:無料