中国古典文学の名著――『西遊記』(三)

2020-06-09 14:17:59

 

『西遊記』は16世紀の明代中期に成立した小説で、中国四大名著の一つ。唐の三蔵法師がインドから仏教の経典を持ち帰った史実に基づいて創作された。日本でもテレビ番組化されるなど、なじみの深い物語だ。

中国郵政は420日、『中国の古典文学名著――「西遊記」(三)』記念切手41セットと小型シート1枚を同時発売した。セットの4枚は、それぞれ『三度戦い白骨夫人を退治』『知略で紅孩児を打ち負かす』『車遅国で術比べ』と『女人国で引き止められる』で、小型シートは『仙人が妖怪青牛を手なずける』だ。

中国郵政は、2015年から同シリーズの記念切手を発売開始した。全部で計5組を発行する予定で、これまで3組発売した。15年と17年に発売されたシリーズ第1弾と第2弾の切手は、主に孫悟空の活躍物語と、三蔵法師が弟子を取る物語を描いた。今回発売された第3弾からは、三蔵法師と弟子たちが仏典を求める旅の途中で、さまざまな妖怪と戦う物語がテーマ。原作の第2754回から、えりすぐりの面白いエピソードを生き生きと描写している。

 

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