20周年を迎えたCCTV大富

中国語専門チャンネルのCCTV大富が、7月1日に日本での開局20周年を迎えた。CCTV大富は1998年、「日中友好関係構築の一翼を担う」を理念に設立。以降中国中央テレビ（CCTV）の番組を、スカパー！、ひかりTV、J:COMなどで、日本の視聴者に向けタイムリーに届けている。

CCTV大富で実況放送される中国中央電視台の春節聯歓晩会は、中国人にとって日本の紅白歌合戦に相当する国民的番組だ

2001年から同局が10年間をかけて撮影した、中国人が日本で奮闘する姿をリアルに記録する大型ドキュメンタリー「我々の留学生活―日本での日々」は、中日両国の主なテレビ局で放送され、大きな反響を呼んだ。

張麗玲社長自らも製作に関わった「我々の留学生活―日本での日々」のロケ現場にて

2012年からは中日二か国語放送を開始し、ニュース、経済番組、中国の特別会議などの速報性がある番組は日本語同時通訳付きで、ドラマ、文化、歴史、旅行、学習などの定番番組は日本語字幕でと、中国語のわからない日本人向けの対応を充実させた。

日本語放送開始時の記者会見

株式会社大富の張麗玲社長は「20年間、放送を通じて中日両国の文化交流や相互理解の促進に少しでも力になれるよう努力してきた。様々な局面を乗り越えながらここまでやってこられたのも、応援してくださる皆様の温かなご声援とご協力のおかげ」と感謝を述べた。

CCTV大富の張麗玲社長

人民中国インターネット版　2018年7月3日