陳徳銘・元商務部長「中日の協力でアジアの繁栄を推進」

2019-06-04 08:48:01

 (東京=新華社記者/杜瀟逸)

 

【新華社東京6月2日】陳徳銘(ちんとくめい)元中国商務部長は5月31日、東京で開かれた第25回国際交流会議「アジアの未来」に出席し、中日両国の経済構造は相互補完性が強く、両国が手を携えて協力すれば、それぞれの発展を促進でき、アジアの安定と繁栄にも重要な役割を果たせるとの考えを示した。

陳氏は、アジアは日ごとに成長潜在力を備えた地域となっており、グローバル経済ガバナンスに参加する重要な建設的勢力であるとの見方を示し、中国と日本は、アジアの将来的な発展と繁栄を共に推進することに対し、当然負うべき歴史的責任を有していると述べた。

中日協力は2国間の範囲を超え、アジアひいては全世界を視野に置いて考えるべきだとも指摘した。経済のグローバル化が波乱に遭遇し、一国主義と保護主義が台頭する中、両国が助け合って困難を乗り越え、協力とウィンウィンの関係を築く必要性を説き、地域と世界の繁栄と安定のために長期的な計画を立てる責任があると述べた。

陳氏は、地域的側面から見ると、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)と中日韓自由貿易協定(FTA)の早期妥結が、アジアの経済統合を進める上で急務になるとの見方を示し、世界貿易機関(WTO)や20カ国地域(G20)、アジア太平洋経済協力(APEC)など多国間交渉の場面で、中日両国が協力を強化し、協調的な立場をとることは、自国の利益を守るのに有利なだけでなく、これらの機関組織が効率を高め、役割を発揮する助けにもなると語った。

国際交流会議「アジアの未来」は、日本経済新聞社が1995年から年1回主催する日本で最も重要な国際会議の一つ。今回の会議ではアジア各国の指導者の多くが、保護貿易主義反対、経済グローバル化擁護の声を上げた。

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