中日青少年交流推進年の一環として、「中日友好を担う青年たちのサロン」が8日、中国国際青年交流センターや中日青年交流センター、在中国日本国大使館の共催により北京で開かれた。元卓球選手の福原愛さんがイベントに出席し、自身の選手人生について語り、約300人の中日の若者たちと交流をした。
中国でも日本でも絶大な人気を誇る福原さんは、会場に現れると若者たちから大きな歓声を浴びた。福原さんは、「今日は両国の友好のために来ました。両国の友好の架け橋になることを目指している大勢の若者たちとお会いでき、とても嬉しいです」と述べ、「文化の違いで緊張したり、隔たりを感じたりする必要はありません。お互いの文化を尊重しながら心を開いて学び合い、友情を深めましょう」と語った。
また、来年の東京オリンピックについて、「オリンピックはどの選手にとっても非常に重要な舞台です。両国のチームと全ての選手たちが自分の力を存分に発揮し、悔いのない試合ができれば」とエールを送った。
同イベントでは、中日の若者による卓球のミックスダブルスが行われ、福原さんが技術指導と審判を務めた。試合後、福原さんは会場の若者と共に、「中日青年携手前行(中日青年 手を携えて前進)」と{きごう}揮毫し、中日友好の未来へ期待を寄せた。
中国国際青年交流センター提供
試合に出場した清華大学の留学生・高橋優星さんは、「こんなに多くの人の前で卓球をして非常に緊張しましたが、とても楽しかったです。みんなと出会うことができ良かったです」と語った。
北京体育大学の左梓辰さんは、「自分たちのペアは今日初対面で、試合相手も会うのは初めてでした。国は違いますが壁は感じません。卓球で両国の友好交流を深めるのはとても良い方法だと強く感じました」と語った。
主催側の中国国際青年交流センターの洪桂梅副主任は、「参加した皆さんが福原さんを手本として、中日友好の架け橋になってくれることを願っています」と励ましの言葉を送った。また、在中国日本国大使館の堤尚広公使は、「皆さんに来年の『日中文化スポーツ交流推進年』の関連イベントにも積極的に参加してもらいたいです」と述べた。
同イベント後、両国の若者たちは、楽しそうに感想を話し合いながら会場を後にしていた。福原さんのサインラケットを抽選で当てた王子涵さんは取材に対し、「福原さんは中日友好のシンボルであり、両国間の架け橋のような役割を果たしていると思います」と述べ、「私は今大学でバイオビッグデータ分析を専攻しています。将来、この分野で中日協力に貢献し、世界の発展に寄与できれば」と抱負を語ると同時に、中日が絶えず協力を深め、世界の繁栄に貢献していくことに期待を寄せた。(文・写真=李家祺 )
中国国際青年交流センター提供
人民中国インターネット版 2019年12月11日
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