2017「パンダ杯」在中日本人写真コンテスト表彰式、上海で開催

2018-01-17 10:27:08

   文=袁舒 写真=顧思騏

動画作成=袁舒、顧思騏、于煒暄

 

写真展で撮影の心得を共有している受賞者たち(写真・上海環球金融中心 徐瑾燕)

 11月20日、人民中国雑誌社が主催した2017年度「パンダ杯」在中日本人写真コンテストの表彰式が上海環球金融中心で行われた。

 人民中国雑誌社の陳文戈社長、在上海日本国総領事館の片山和之総領事、上海市人民対外友好協会の曹海炯日本処処長、上海日本商工クラブの村上宏理事長、上海環球金融中心有限公司の葉一成総経理、森ビル株式会社特別顧問の星屋秀幸さん、写真家の佐渡多真子さんおよび一部の受賞者が表彰式に出席した。

テープカットを行う来賓の皆様

 

受賞者に来賓の皆様から賞状が授与された

 今年は中日国交正常化45周年にあたり、来年は中日平和友好条約締結40周年を迎える。中日民間交流を促進し、両国民の相互理解を深めるため、人民中国雑誌社が在中日本人を対象に今回のコンテストを開催した。そのテーマは「あなたの身近な中国」であり、377人の在中日本人から計587件の応募作品が寄せられた。参加者の中には、88歳の高齢者から8歳の子供までいた。北は吉林省から、南は海南省まで、当コンテストの参加作品は中国各地で撮影されたものである。2回の厳しい審査を経て、優秀賞10点と佳作賞30点が選定された。

 多くの参加者が家族、友人、同僚にコンテストの参加を呼びかけた。8歳の渡辺礼夢は父親とともに、高木宏容は高木美香と夫婦がともに参加し、それぞれ優秀賞と佳作賞を取得した。人民中国雑誌社の陳文戈社長は挨拶の中で、日本の友人たちの積極的な参加に感謝し、おかげで「交流を促進し、友情を深め合う」との願望が実現できたと話し、「鋭く独特の視点で変化目まぐるしい現代中国をカメラに写していただきありがとう」と述べた。また、中国での仕事や生活で見つけた喜びと感動を周囲やより多くの人に伝えるようにとの願いをコメントした。

 片山和之総領事は「日本人による中国の魅力発信」という当コンテスト企画の着眼点を高く評価した。これからも、在中日本人が中国の魅力を撮り続けてくれることを願い、より多くの日本人に中国の日常生活に目を向けさせ、日中の相互交流をさらに深めていきたいとの期待を述べた。

 人民中国雑誌社の陳文戈社長             在上海日本国総領事館の片山和之総領事

 曹海炯処長によると、参加作品から両国民の豊かな生活への憧れが感じられ、当コンテストは日本人にとっては全面的に中国を知ってもらい、中国人にとっては直接的に在中日本人から見た中国の印象を感じてもらうことができるとコメントした。

 叶一成総経理はこれらの作品が陸家嘴の各業界のワーカー、そして世界各地からの観光客に写真の美学と中国の魅力を楽しんでいただけることを期待していた。

上海市人民対外友好協会の曹海炯日本処処長          上海環球金融中心有限公司の葉一成総経理

 受賞した40作品は11月25日まで上海環球金融中心の2階の円形広場での展示が予定されている。また、14人の受賞代表者からなる訪問団が11月21日に海南省に向かい、一週間にわたる交流訪問を行うことになる。

写真展の全体像

 共にコンテストに参加し入賞した高木宏容夫婦は1歳にも満たない「小さなモデル」を連れて授賞式の会場に来た。

高木宏容一家

 彼らは各自の作品の背後にある物語を述べた。

高木美香の作品『上海イイね!』

 「家族三人で旅行しに行くとき、友達に写真を撮ってもらおうと思ったとたん、娘が『いいね』のポーズをしたのを見て、この一瞬を記憶に残したくてシャッターを押した。そして『上海イイね!』という名をつけた。これも私達一家が感じた真の上海の生活です。」

 高木夫婦はすでに上海で3年以上暮らしている。上海の凄まじい発展を目にし、考えている。

 

高木宏容の作品「残るもの。残すべきもの。」     

 「上海は毎日変わっている。発展の著しさは日進月歩と言える。これは日本では見られないものだ。この写真が上海の新旧文化の融合を示しているように、私のこのカメラで光景全てを記録できて、とても嬉しく思う。」 

 「お知らせ」

 2018年「パンダ杯」在中日本人写真コンテストは日本人の中国撮影コンテストへとグレードアップする。参加資格は在中日本人に限らず、中国に来たことのある日本人も対象となる。

  

 

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