大阪で春節祭開催、伝承される中国文化

2018-03-07 12:15:32

在大阪中国総領事館と関西の華人華僑団体の共同主催による中国春節(旧正月)祭が16日、大阪市の天王寺公園で開催された。

  同日、会場中央には赤い舞台が作られ、中日両国の芸術団がさまざまなパフォーマンスを披露した。龍舞や獅子舞、京劇、歌舞、雑技、民族音楽…その中で最も注目されたのは四川芸術団の「変面」(顔の隈取りを一瞬のうちに変化させる伝統芸能)だ。多くの見物客が足を止め、拍手と歓声を送り続けていた。

   中国の李天然駐大阪総領事は「春節は、中国人にとって最も大切な伝統的な祝日で、中国人の気持ちが最も凝縮された中華民族共通の文化的シンボル。現在、春節は日本の多くの都市にも根付き、在日華僑華人が春節を楽しく過ごし、中日両国民が互いに理解を深める重要な場となっている」と述べた。

   主催者側によると、2017年大阪での第1回中国春節祭は、3日間で12万人の入場者を記録した。その多くは現地の日本人で、関西及び日本各地からも大きな反響が寄せられ、今年は15万人程度の入場者を見込んでいるという。伝統的な春節の祭典が世界に広がっていくにつれ、春節という中国を代表する文化的シンボルの認知度が高まりつつある。近年、海外で行われる春節の祭典は現地の人々が参加、体験するようになってきている。春節の祭典を通じ、中国を一層深く理解する外国人が増えていくだろう。

  大阪在住の前原さんは家族で灌湯包(スープ入り肉まんじゅう)を味わい、中華グルメを満喫していた。「このような春節のイベントは日本ではほとんどないので、毎年開催してくれたら毎年来たい」と話していた。

   オーストラリアからの観光客のジェーンさんは、家族と共に雑技を鑑賞した。「春節は今ではオーストラリア人の生活の一部になっている。日本でも同じような祭典を見ることができるとは思っていなかった。一層親しみを感じた」と話した。(記者/王可佳 馬 楊光)

 

新華ネットより2018219

 

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