雨に濡れた小石の道、緑豊かな茶畑、空を覆うほど生い茂る竹林――。湖南省北部にあり、省都・長沙市と隣接する益陽市の私の印象だ。前号紹介した、ユートピアのような素朴な自然が特徴の婁底とは、同じ省内でもまた趣が違う。洞庭湖(中国で2番目に大きい淡水湖)の支流・資江が流れる益陽市は、豊かな自然と共に、水運の発達によって人が集まり、茶葉と竹産業のおかげで活気あふれる町となった。
今回の美しい中国では、皆さんを連れて、しっとりとした緑濃い自然と、にぎやかな市街地が共存する益陽市の魅力を案内しよう。
人民中国インターネット版 2019年8月6日