「氷の都」と呼ばれる黒龍江省ハルビン（哈爾濱）市は、観光客が見事な夜景を撮れるように聖ソフィア大聖堂の上に人工の月を吊るしたり、ハルビンの全貌を見下ろしたいという観光客の要望に応えるために松花江の氷面から気球を上げたりするなど、観光客のニーズに可能な限り応えることで爆発的人気となり、今年の正月の３連休で約３０５万人の観光客が訪れ、観光総収入約59億元という歴史的記録を樹立した。昔からの観光都市であるハルビンとは異なり、無名だった甘粛省天水市も最近、真っ赤なラー油をたっぷりまとった食材豊富なマーラータンで多くの観光客を魅了し、新たな「トップスター都市」となっている。 

旅行市場の回復と繁栄が続く中、人々の観光意欲も高まり続けている。多彩な観光は人々の美しい生活への憧れを映し出す一方、中国経済のあふれる活力も示している。「流動する中国」の活気は各国の文化との交流や相互参考にもエネルギーを注いでいる。中国と世界が寄り添い合う中、人々は新たな出会いや心の交流を経験している。