旅行をしながら年を越す、海外で新年を迎えるというのが、中国人にとって春節(旧正月、今年は2月16日)の「新常態」(ニューノーマル)になっている。中国旅行社協会、旅行予約サイト・途牛旅遊網、観光コンサルティング会社・艾威聯合遊顧問機構がこのほど共同で発表した「2018年春節ゴールデンウイーク観光情勢報告」および「2018年春節ゴールデンウイーク海外観光価格指数」によると、今年の春節は「家族そろって海外旅行」が主流になり、連休期間の海外旅行ニーズは例年よりもさらに旺盛になる見込みという。「北京日報」が伝えた。
途牛のモニタリングデータによれば、18年春節連休期間には、上海、北京、南京、天津、杭州、深セン、広州、蘇州、武漢、成都が10大海外観光客供給源になる。注目すべきは、東北地域の黒竜江省と吉林省が初めて10大目的地ランキングに入ったことで、降雪地帯の旅行がもつマイナス面のニュースが伝わりながら、観光客は引き続き東北の氷や雪を楽しみたいと考えていることがわかる。以前からの人気旅行先だけでなく、新興旅行先の黒竜江省漠河県が徐々に観光客の視界に入ってきたことが例年と異なるという。
今年の春節は海外旅行ユーザーのニーズの増加が目立つ。予約状況をみると、タイや日本への団体ツアーに人気が集まっている。今年の春節連休期間には、海外旅行価格総合指数がここ数年で最も高くなり、17年の夏休みの繁忙期や国慶節(建国記念日、10月1日)の価格指数を上回り、17年の春節連休に比べても4.5%上昇する見込みだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年1月22日
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