中国人民銀行(中央銀行)が発表した最新統計によると、2018年1月末、中国の外貨準備高が3兆1615億ドル(1ドルは約109.3円)に達し、2017年12月末と比べて215億ドル増(0.68%増)となった。中国の外貨準備高は12ヶ月連続で増加した。人民日報が報じた。
中国国家為替管理局の関係責任者によると、1月、中国のクロスボーダー資金の流れや中国国内外の主な取引行為は全体的に安定していた。国際金融市場において、ドル以外の主な通貨が上昇したことや資産価格が変動したことを背景に、外貨準備高が小幅上昇となった。今後は、中国の経済構造の調整、最適化、高度化が加速し、経済は基本的に安定さの中で好転すると予想されている。世界の経済が全体的に回復しており、人民銀行は今後、段階的に金融引き締め政策へと舵を切ると見られている。基本的な要素の影響を受け、中国のクロスボーダー資金の流れや為替の需要・供給も一層バランスの取れた状態になり、人民元の為替は波打つ特徴が一層顕著になると見られている。また、中国国内と国際経済金融の動向の影響を受け、中国の外貨準備高は全体的に安定した状態が続くと見られている。
「人民網日本語版」2018年2月8日
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