農村振興に向けた塘約村の道のり

2020-02-21 12:24:52

 

 

38日に山東省代表団の審議に参加した習総書記(写真盛佳鵬)

 

 

記者の質問に答える左文学代表(写真周琳)

 

 

貴州省にある塘約村の全貌(写真提供塘約村)

 

今年の「両会(全国人民代表大会と中国人民政治協商会議)」では農村振興が繰り返し言及された。政府活動報告で農村振興戦略を大いに実施すると述べられたばかりか、習近平総書記が各代表団の審議に参加したときも、農村建設と都市・農村調和発展に関する内容をたびたび述べた。

例えば、習総書記が山東代表団の審議に参加したとき、習総書記は農村振興戦略の実施を着実に行うと強調するとともに、農村産業振興、農村人材振興、農村文化振興、農村生態振興、農村組織振興の「五つの振興」の科学的論断を述べた。

これに対し、貴州省から来た数人の全人代代表は感銘を受け、現地の状況と照らしながらそれぞれの考えを語った。

安順市平壩区塘約村党総支部の左文学書記は次のように述べた。2014年以前の塘約村1人当たりの平均年収は4000元以下で、3000人余りの村民の5分の1が貧困人口に属していた。村民は主に伝統的な農業に頼ってようやく日々を過ごしていた。このような状況でわれわれはその苦しみから教訓を得て、村とコミュニティーが一体となり、合資して共同経営し、相互協力する発展モデルを取り、2年間で塘約村の貧困脱却を実現した

陳訓華・安順市党委員会副書記、市長は次のように述べた。「塘約の経験」は農村振興戦略の総合的な要求と合致している。

貴州省発展改革委員会の陳少波主任は次のように紹介した。現在は「ビッグデータを述べる際は必ず貴州を取り上げ、貴州を述べる際は必ずビッグデータを取り上げる」状況になっており、ビッグデータはすでに貴州が世界に向けた新しい名刺となった。

左書記は次のように述べた。塘約は貴州ビッグデータの優位性を借りてビッグデータ、人工知能(AI)などを農村ガバナンスや農業管理などに応用し、2020年までに第1次、2次、3次産業とビッグデータ、インターネット、モノのインターネット(IoT)、AIなどとの深い融合を実現し、田園総合体の目標に向けてまい進し、「スマート塘約」を打ち立てるよう努力する。

(編集・高原 原文は人民網、『今日中国』による

 

人民中国インターネット版 2018312

 

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