京津冀一体化、暮らしをより美しく

2020-02-21 12:22:40

 

習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)がこのほど京津冀(北京市天津市河北省)を視察し、京津冀協同発展座談会を主宰し、京津冀協同発展を推進する6つの要求を掲げた。そのうちの一つは「国民中心を堅持し、基本公共サービスの共同建設と共有を促進する」ことだ。

京津冀には北京天津という2大直轄市と河北省の11の地級市が含まれる。人口は1億人超で、GDPは全国の10分の1以上を占める。京津冀協同発展の問題を適切に解消できるかは、重大な意義を持つ。京津冀協同発展戦略は5年前に始まった。雄安新区と北京副都心計画の建設の秩序正しい推進、北京の非首都機能の移転が積極的かつ着実に展開されるのに伴い、北京天津河北間の交通網が一層緊密化し、「袋小路」が減少を続けた。わざわざ北京の病院に行って診療を受ける河北省の人が減り、近くに来る北京の医師が増えている。天津や河北省で創業する企業が増加した。京津冀が融合する構図が形成されつつあり、「112以上、123以上」という効果が日増しに顕著になっている。「一体化」の恩恵を受けている人が増えている。

京津冀協同発展はすでに坂を登り溝を飛び越え難関突破に取り組む重要段階に入っており、取り組みを強化し前進を続けなければならない。今後はいかに大衆の関心が高く、大衆の切実な利益に関わる重要かつ解決困難な問題を解消し、教育医療資源の構造を改善するべきだろうか。いかに河北省貧困地域の脱貧困に力を入れ、京津の支援メカニズムの効果を発揮し、2020年までに京津冀エリア貧困県の汚名返上を実現すべきだろうか。いかに雇用優先を堅持し、現地の人々の雇用促進に取り組むべきだろうか。これらの問題は依然として、改革の中で直視し解消しなければならない。

2019年早々、「河北雄安新区全体計画(2018−35年)」「北京副都心制御性詳細計画(市街地レベル)(2016−35年)」が中央政府から批准されたという情報が伝わった。今回の座談会において、習近平総書記は大局と長期的な視点から、京津冀協同発展を合理的に計画し、現在及び今後一定期間の活動計画を明らかにし、京津冀協同発展が新たな、より大きな進展を実現するため方向を示した。新たに台頭する世界クラスの都市クラスタに期待できる。この世界クラスの都市クラスタは京津冀の市民の幸福感を強めるだけでなく、中国の革新駆動型経済成長に新たなエンジンを提供し、中国経済発展の力強い支援エリアになる。京津冀一体化が、暮らしをより美しくすることは間違いない。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2019121

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