2019年1月の中国自動車市場は昨年に続き低迷した。中国自動車工業協会(中汽協)が18日発表した2019年1月の自動車生産・販売統計によると、1月の自動車生産台数と販売台数はいずれも前年同期比10%超の減少となった。一方、新エネルギー自動車は市況に逆行するかたちで増加し、生産台数と販売台数の伸び率がいずれも100%を超えている。
1月の自動車生産台数は前年同期比12.1%減の236万5千台、販売台数は15.8%減の236万7千台だった。セダンやSUVを含む複数の車種の生産台数と販売台数が前年同期を下回り、業界全体の販売台数の減少率は生産台数を大きく上回る状況となった。
ただ、全車種の統計が減少したわけではない。クロスオーバーSUV(軽トレールワゴンなどの貨客兼用車)とトラックの生産台数はそれぞれ15.8%増、4.7%増だった。また、1月の自動車輸出台数は前年同期比4.4%増の8万3千台で増加トレンドを保ち、うち商用車は伸び率がトップとなる47.6%増の2万9千台だった。新エネルギー車の生産と販売は引き続き急増した。1月の新エネルギー車生産台数と販売台数はそれぞれ9万1千台、9万6千台で、前年同期比伸び率がいずれも100%を超え、2018年通年の新エネルギー車生産台数と販売台数の伸び率(59.9%、61.7%)を上回った。乗用車では、1月の純電動自動車の生産台数と販売台数は伸び率がそれぞれ153.6%、188.5%となり、プラグインハイブリッド車の生産台数と販売台数は50-55%の水準に達した。新エネルギー車の販売台数と生産台数に占める割合は、トップを保った純電動乗用車が68%、第2位がプラグインハイブリッド車の21%、第3位が純電動商用車の10%。
新エネルギー車業界の発展状況をみると、新エネルギー車には依然として不足点と技術的問題が存在するが、従来のガソリン車が在庫解消とモデル転換という二重の圧力にさらされており、新エネルギー車は2019年も中国自動車産業の最も強い原動力になる見通しだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年2月19日
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