習近平氏、朝鮮メディアに署名入り文章を発表

2020-02-21 12:21:58

 

【新華社北京6月19日】習近平(しゅうきんぺい)中国共産党中央委員会総書記国家主席は朝鮮民主主義人民共和国への公式訪問に先立ち、同国の「労働新聞」紙などの主要メディアに「中朝の友情を受け継ぎ、引き続き新たなページを記す」と題した署名入りの文章を発表した。文章の主な内容は以下の通り。

今年は中国朝鮮国交樹立70周年であり、この歴史的な時刻に朝鮮労働党委員長国務委員会委員長の金正恩(キムジョンウン)同志の招きに応じ、私は「友情を受け継ぎ、引き続き新たなページを記す」という素晴らしい願いを抱いて朝鮮民主主義人民共和国を公式訪問する。

数代にわたる両国の指導者は緊密な往来を保ち、中朝の伝統的な友情の継承、両国民の交流の深化、真摯で誠実な協力の展開において、国際関係史に残る素晴らしい物語を記してきた。

長きにわたり、中国共産党と朝鮮労働党の力強い指導の下、外部からの侵略への共同での対抗や国家の独立と民族の解放を勝ち取るための闘争であれ、社会主義革命や建設事業の展開であれ、両国人民は互いに信頼し、支持し合い、助け合い、深い友情を結んできた。「時を経るほど強固になるもの、金(きん)にも勝る」と言えるだろう。

われわれは、金正恩委員長の正しい意思決定と関係各方面の共同の努力の下で、半島の平和的な対話の大勢がすでに形成され、半島問題の政治的解決は得がたい歴史的チャンスに直面しており、国際社会の普遍的なコンセンサスと期待を得ていることを、喜ばしく見ている。中国は朝鮮の同志と手を携えて努力し、地域の長期にわたる太平と安定を実現するための大計を共に図っていくことを願っている。

70年にわたりさまざまな困難を共に切り抜け、数え切れぬ試練を乗り越えて前に進めてきた。私と金正恩委員長の共同のけん引と推進の下、70年の輝かしい道のりを歩んできた中朝関係は、すでに新たな歴史のスタートラインに立ち、新たな生気活力を奮い起こしている。

私は今回の訪問を通じて、金正恩委員長と朝鮮の同志と共に両国の友好協力関係を図り、両国の伝統的な友好の新たなページを記すことを願っている。

▽戦略的意思疎通と交流相互参照を強化し、中朝の伝統的友情に新たな意味を与える。

▽友好交流と実務協力を強化し、中朝関係の発展に新たな原動力を注入する。

▽意思疎通対話と協調協力を強化し、地域の平和と安定のために新たな局面を切り開く。

中国は、朝鮮が半島問題を政治的に解決する正しい方向を堅持することを支持し、対話を通じて朝鮮の合理的な関心事を解決することを支持する。朝鮮および関係方面と意思疎通と協調を強め、半島問題に関する対話と協議を共に進展させ、地域の平和と安定、繁栄のために積極的な貢献を果たすことを願っている。

 

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