世界初の双方向砕氷船「雪竜2号」、年末に南極で初航行へ

2020-02-21 12:21:51

 

711日は「中国航海の日」だ。中国が独自建造した初の極地科学観測船「雪竜2号」が自然資源部(省)中国極地研究センターに引き渡される。年内に「雪竜号」と共に極地科学観測砕氷船隊をつくり、南極北極の科学観測及び後方支援補給を行う見込みで、中国の極地海氷エリアにおける科学観測能力を高めることになる。科技日報が伝えた。

雪竜2号の趙炎平船長は取材に対し、「雪竜2号が雪竜号と最も大きく異なるのは、構造の強度がPC3の基準に達し、双方向に砕氷が可能なことだ。また航行速度は2−3ノットで、20センチの積雪のある厚さ1.5メートルの氷を連続的に砕く能力を持つ。世界の極地における主流の中型砕氷船で、世界で初めて船首船尾の双方向砕氷技術を採用した極地科学観測砕氷船でもある。これは中国の極地観測エリア及び季節の大きな広がりを意味する」と説明した。

 

「人民網日本語版」2019711

関連文章