国務院新聞弁公室、『中国の原発安全白書』を発表

2020-02-21 12:21:34

 

国務院新聞弁公室は3日、『中国の原発安全白書』を発表した。これは中国が初めて発表した原発安全白書だ。白書の要旨は下記の通り。

原子の発見と原子力の開発利用は、人類の発展に新たな動力をもたらし、世界を認識し世界を変える人類の能力を大幅に増強した。同時に原子力の発展には安全リスクと課題がつきまとう。人類がより良く原子力を利用し、より大きな発展を実現するためには、各種原発安全の課題に対処し、原発安全を守らなければならない。

中華人民共和国の成立当初、国の建設及び発展の需要を見据え、中国政府は原子力の開発利用の重大決定を下した。中国の原発事業が正式に始まった。70年弱に渡り、中国の原発事業は無から有へと持続的に発展し、整った原発産業を形成した。エネルギー安全を保障し、生態環境を保護し、人々の生活水準を高め、経済の高品質発展を促進するため重要な貢献を成し遂げた。中国は終始、原発安全を重要な国の責任としており、これを原子力の開発利用の全過程で貫いている。終始安全を前提とし原発事業を発展させ、最も厳しい基準により監督管理を実施している。原発事業発展の新たな要求に終始積極的に適応し、原発安全を時代と共に更新させ、その革新と発展を絶えず推進している。良好な安全記録を維持し、中国の特色ある原発安全の道を歩んでいる。

18回党大会以降、中国の原発安全事業は安全かつ効率的な発展の新時代に入った。原発安全観の指導のもと、中国は徐々に法律による規範化、行政による監督管理、業界の自主管理、技術保障、人材サポート、文化けん引、社会の参与、国際協力などを中心とする原発安全ガバナンス体制を徐々に構築している。原発安全の防御ラインがより堅固になっている。

公平協力ウィンウィンの国際原発安全体制を構築する重要な提唱者推進者参加者である中国は、自国の原発安全に取り組むと同時に、原発安全の国際的な義務を真剣に履行している。原発安全の二国間多国間協力を力強く推進し、原子力の平和的利用による全人類への貢献を積極的に促進している。世界の原発安全ガバナンスに中国の智慧、中国の力を貢献している。

中国網日本語版(チャイナネット) 201994

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