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9月号のおすすめ
9月号のおすすめ
2017年10月5日発行
定価400円(本体370円)
特集
新たなスタートラインに
識者8人の証言と提言
PART1 初心を忘れず原点に戻ろう 劉徳有
PART2 過去を知り共に未来を語る 南村志郎
PART3 経済協力で共同繁栄の道 張雲方
PART4 中国との絆で人生豊かに 星屋秀幸
PART5 民間交流が変圧器の役目 靳飛
PART6 青少年交流を強化しよう 沖村憲樹
PART7 日本語に出会って半世紀 徐一平
PART8 相互批判は信頼関係の礎 大平裕
特集1 待ち受ける「最後の難関」
特集2三村三様で歩む富裕への道
1972年に中日国交正常化が実現して以降、いつの間にか45年の歳月が過ぎた。45年来、中日関係は1980年代から90年代にかけて蜜月期・発展期を経験し、今世紀に入ってからは各種の波乱や苦境にもぶつかった。両国はこれまでにない経済的な融合や人員の往来という歴史的ピークをつくり出すと同時に、近年の政治的意見の食い違いや経済・貿易の下降、国民感情の低迷といった難題にも直面した。現在、中日国交正常化45周年という重要な歴史の節目を迎え、どのように中日関係の未来の発展の方向をつかむかということは、両国の政治家が考えるべき問題というだけでなく、両国の人々が真剣に向き合わなければならないことでもある。
今月号の特集では、両国の寄稿者8人がそれぞれ経験者や目撃者、研究者の立場で、政治関係や経済・貿易協力、民間交流、文化コミュニケーションなど異なる角度から、中日関係45年来の発展の経過、銘記すべき人物と出来事を整理し、両国関係の得失と成功・失敗の経験と教訓を総括し、友好促進のための意見を提示している。これらは皆、中日関係についての理解、両国の未来に対する展望に貴重な財産を提供してくれるものである。
2017年10月号目次
時のひと 芸術大家
国交正常化45周年記念 特別企画
魚と竹を絆に「相互理解」
王伝峰氏の姿は人々が想像する芸術家像とは異なる。純朴な農民のようでいて、始終柔和な表情を崩さない。だが篠山紀信氏が撮影した彼のプロフィール写真を見れば、そのぎこちない笑顔から中国の郷土文化や伝統的な哲学と東洋美術を一貫した先に現れる知恵を読み取れるだろう。
美丽中国——成都(下)
茶館の談笑が育む天府の国 新旧の歴史が交差する街角
中国では昔から「若者は四川に入れず、老人は四川から出ない」といわれるように「天府の国」と呼ばれる成都はのんびりとした場所として知られていて、成都の人々は美食と美酒、名山と名水に囲まれながら快適で平穏な暮らしを送っている。だが伝統的な茶館もあればおしゃれなバーもあり、現代的なショッピングエリアがあちこちにあれば情緒あふれる旧市街地もあるように、文化的蓄積の厚いこの都市には悠久の歴史と現代的な文明が互いを壊すことなく溶け合っている。
先月号では雄大な美観を誇る{とこうえん}都江堰や1700年以上の歴史を持つ水郷の町などを紹介したが、今月号では成都の都市部に残る新旧の文化を皆さんにお届けする。成都の伝統的なお茶の作法や成都人のおしゃべり文化、流行を追う若者たちが集う{しゅんきろ}春熙路、成都のグルメが気軽に楽しめる{かんさくこうし}寛窄巷子、音楽と芸術の先端を行く東郊記憶を見て成都の「いま」を知ってもらいたい。
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