高考后离婚潮
[入試後離婚ブーム]
毎年6月初旬に行われる「高考(日本の大学入試センター試験に相当)」が終わると、受験生の両親が「待ってました」とばかりに離婚手続きを始める現象。高学歴社会を迎えている中国では、大学入試は本人のみならず、両親にとっても一大事。そこで、ずっと前から別れ話がくすぶっている両親でも、「高考」が終わるまではじっと我慢して、終わった途端に手続きを始めるケースが増えているようだ。ここ数年、6月中旬から7月にかけて、離婚率が急上昇し、普段のおよそ2.3倍に達しているそうだ。子どもは大学に入れば寮生活を始め、「親離れ」するのが表向きの理由だが、実は、裁判所が「高考」前には、受験生がいる両親の離婚請求を原則的に受理しないのが大きく影響している。
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