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『小康』 誰を信じるのか?

『小康』2013年8月6日 

誰を信じるのか?

「2013中国信用小康指数」の調査結果によると、インターネットの信用度はそれほど楽観視できるものではなく、約4割の調査回答者が「インターネットの信用度」に「不合格点」をつけたという。2012年、国内のネット小売業による取引高は1兆3100億元に達し、驚くべき記録を打ち立てたが、9割の回答者は、ネットショッピングで商品を購入した際に、ホームページで紹介されていた商品が実物と異なっていたことがあると表明した。  

バーチャルの世界から離れた現実の社会において、信頼に値するというイメージを有しているのはどのグループに属する人々か? 同調査によると、軍人、学生、農民、農民工(出稼ぎ労働者)、教師、記者、IT事業者、心理コンサルタント、非政府機関(NGO)従事者、弁護士が「信頼できる職業ランキング」のトップ10に選出された。  

「信頼できない人」は、それ相応の代価を支払わなければならない。この代価はどれほど大きなものか? 上海では、地下鉄に無賃乗車した者の情報は信用行状記録に保存され、江蘇省では、水道料金や電気料金を半年以上滞納した場合、公務員試験の受験資格を取り消されるという。今年3月15日の『徴信業管理条例(信用調査業務管理条例)』の正式な実施に伴って、中国の「徴信業」は法整備によって軌道に乗り始めており、法を遵守しない人たちをことごとく束縛するものとなるだろう。

 

 人民中国インターネット版 2013年9月

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